活動報告

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#14『研削加工機を見てきました』

放送内容の要約

転職後の研修の一環として、精密測定機器の心臓部ともいえる「研削加工(切削)」の現場を視察した際の記録です。技術的な驚きとともに、今後のデータ活用の方向性について語られています。

1. 究極の精度を実現する「研削加工機」

  • ミクロン単位の制御: セラミックスなどの硬い素材を、数ミクロン(1000分の数ミリ)という極めて高い精度で削り出す加工現場を視察しました。
  • 物理的な限界への挑戦: 加工機の剛性や砥石(といし)の状態、そして温度管理が精度に直結する、非常にシビアな世界であることを再認識しました。

2. 加工データの「宝の山」

  • NCデータの活用: 研削加工機はプログラム(NCデータ)によって制御されています。このデータには、加工の順序や位置、負荷などの貴重な情報が含まれています。
  • データ収集の現状: 現状ではこれらのデータは加工機の中に留まっており、外部へ取り出して活用する仕組みがまだ整っていません。これをいかに収集し、解析に回せる状態にするかが今後の大きな課題です。

3. 「加工点」の可視化と解析の展望

  • 物理現象の数値化: 削っている瞬間に何が起きているのか(加工点での負荷や振動など)を、センサー等を用いて数値化・可視化することの重要性を痛感しました。
  • 熟練の技をデータへ: ベテランの職人が感覚で行っている調整や判断をデータとして捉えることができれば、品質の安定化や技術承継において大きな武器になると考えています。

4. 今後のアクション

まずは、加工機からどのようなデータが取り出せるのか、既存の設備で何が可能なのかを一つずつ調査し、データ駆動型のものづくりに向けた土台作りを進めていく予定です。


キーワード

  • 研削加工(切削): ダイヤモンド砥石などを用いた超精密加工技術。
  • NCデータ: 工作機械を制御するためのプログラムデータ。
  • ミクロン精度: 精密測定機に求められる極限の寸法公差。
  • データの見える化: 現場の物理現象を数値として捉える取り組み。
  • 加工点解析: 加工中の負荷や振動を分析し、最適化を図る手法。

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