ブログタイトルの変更
nasaです。久しぶりの投稿となります。2025年が終わり、2026年がはじまりました。今、正月休みが終わろうとしている夜にこのブログを書いています。
前回の更新から、約1年半。 長い間、沈黙してしまっていたのには理由があります。正直にお話しすると、リストラにあってからの2年半間、特にここ1年半、私はキャリアを一から積み上げるため、そして、生き残るために必死でもがいていました。
今日は、私がこの空白の期間にどこで何をしていたのか、そしてなぜ今、ブログタイトルを「Data-Trans Vision」と改め、再出発を決意したのかをお伝えします。
突然のリストラ、そして「予想外」の再就職
以前の記事にも書きましたが、40代半ばで、私は突然のリストラを経験しました。 それまで積み上げてきたものが一度リセットされ、不安の中で転職活動に邁進しました。幸い、2023年の夏に現在の精密測定機器メーカーへの再就職が決まりました。
当初は、前職や副業で培った経験やスキルを活かし、「データ関係の開発職」として働くことを希望していました。しかし、開発部門ではあるけれども、配属された現場で待っていたのは、全く予想していないミッションでした。
「MES(生産実行システム)の立ち上げを、君1人で引き継いでほしい」
主担当の前任者と副担当の私の2人で立ち上げを行う予定でしたが、前任者が別の担当案件を集中的に進める必要があったため、副担当の私が主担当として引き継ぐことに。
宙に浮きかけていた大型プロジェクトの一案件であるシステム導入。私はそのシステムのユーザー経験はあっても、構築や導入は完全な未経験でした。ましてや、現場の製造技術に関しては全くの素人でした。さらに、後に気づくことになるのですが、この案件だけでも1つの大きなプロジェクトに匹敵するものであるのだと。。。
「泥臭いDX」の最前線で気づいたこと
そこからの2年半は、まさに「泥臭い」日々の連続でした。
データとはほとんど縁の無い生産現場。製品を作ることだけに集中する職人肌の現場担当者たち。私は開発部門の人間でありながら、製品や人の流れとシステムの落とし所を熟考し、ときには製造現場に入り浸り、システムと人間と製品の間の通訳に奔走しました。
華やかな「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉の裏側には、地道で、時に理不尽な調整業務が山のようにあることを痛感しました。
しかし、その苦闘の中で、ある一つの「武器」が私を支えてくれました。 それは、かつて副業として取り組んでいた「特許翻訳」の経験です。
- 曖昧な事象を、正確な言葉で定義する力。
- 異なる背景を持つ人(現場作業者、製造関連部署、システム業者、装置業者)の間に立ち、意図を正確に伝える翻訳の姿勢。
これが、システムの要件定義や現場への定着支援において、強力な武器になることに気づいたのです。「テキストデータを扱う力」が、「数値データを扱うシステム」の現場で活きた瞬間でした。
Data-Trans Vision:データを「価値」へ翻訳し、未来を描く
試行錯誤の末、ようやく来春(2026年)には、このMES導入プロジェクトが一区切りを迎える予定です。並行して、技術的な裏付けを持つためにG検定も取得しました(今後、DS検定、統計検定など取得予定)。
一度はキャリアを失いかけた私が、未経験の現場で生き残り、見出した新しい指針。それが、このブログの新しいタイトル「Data-Trans Vision」です。
- Data: 現場に散らばる「数値」や「テキスト」。
- Trans (Translate & Transform): それらを、特許翻訳で培った緻密さで価値ある情報へと「翻訳」し、現場を「変革」する。
- Vision: その先に、データ活用の更なる展開と自身の更なる成長を描き出す。
このブログでは、40代でキャリアを再構築したエンジニアが、現場の最前線で見てきた「DXのリアル」と、これから挑むデータ活用の実践記録を綴っていきます。
仕方なく引き継いだシステム導入から始まった私の挑戦ですが、今は「システム導入の先にはデータ活用の未来が待っている。面白い世界がある。」という確信に変わっています。
2026年、新たなステージへ進む私の歩みを、ここからまた見守っていただければ幸いです。 それでは、今年も宜しくお願い申し上げます。

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