プロフィール

nasa

出身地:北国
生年月日:197X年9月X日
性別:男性(オッサンです)
学歴:理系大学院・修士卒
専門:光科学(物質科学)
所属学会:応用物理学会

メッセージ

「特許翻訳って面白い」そう思いながら、特許翻訳の仕事を頂けるようになって数年が経ちました。専業で特許翻訳を行っているのではなく、会社員と兼業で特許翻訳を行っています。現在は、半導体メーカーに勤務しており、エンジニアとしてものづくりにたずさわっています。ご存じのように半導体業界の統廃合の動きは大きく、もれなくその影響(リストラ・買収等)を間近で見てきた1人です。運の良い?ことに会社には残れたのですが、このような中で「このままではマズい」との思いが大きくなり、自分の生き残り戦略として、他のスキルや収入源を構築しようと思い立ったわけです。そこで迷走もしながらたどり着いたのが「特許翻訳」でした。しかし仕事を頂けるようになるのは簡単ではありませんでした。詳細は割愛しますが、継続的にお仕事を頂けるようになったのは、ここ数年のことです。

さあ、これから更なる実力を着けて「どんどん稼いでやる」と思っていたわけですが、翻訳業界も大きく変化を見せ始めているようです。特許翻訳の勉強を開始したころと比較し、大きく翻訳レートが下がる傾向にあり、これはAI翻訳やMTPEの台頭が大きいように思われます。実際にAI翻訳を提供しているある大手の翻訳サービスを試しましたが、予想以上に読める翻訳文が生成されることに驚きを感じるとともに、やはり商品としての翻訳文には届いていないとの感じも受けました。これは、一昔以上に、ある一定以上の実力を必要とし、ただの言葉の置き換えではなく、内容を理解して翻訳文を生み出すことのできる、言い換えれば、高精度に翻訳されたAI翻訳を修正できる能力が翻訳者としての必須条件になるものと予想できます。

これは大変なことです。ある程度の品質を備えた翻訳文が一瞬で生成されるわけですから。自分にこの実力があるのかとの問われれば「不十分」と言わざるを得ない状態です。さらに拍車を掛け、ある弁理士ブログによれば、翻訳者に求められている能力は、未だかつて無いほど高くなってきており、発明が理解できることはもちろんのこと、調査もできる、図面もかける、法律・判例も理解できる、さらには、やろうと思えば明細書もかけるぐらいの実力者を欲しているとのことで、ある意味「特許技術者」(もしかしたら弁理士?)じゃないの?と言いたくなりますが、事実、求められている能力は高くなっているようです。

このような昨今の状況で、特許翻訳者として生き残るためには、ある意味「特許技術者を超える」ことが必要であり、道のりは長いですが、目指すべき特許翻訳者に向けて日々精進を重ねるべきとの(自分への)思いを込めて「次代の特許翻訳者」を開設した次第です。

ゆくゆくは、さまざまな学会・展示会に赴いて科学/技術に浸り、情報発信をしながら、特許翻訳の仕事をしていきたいと常々思いを馳せて過ごしています。

(2020年3月)

翻訳経歴

  1. 2014年 特許翻訳講座受講(英⇒日)
  2. 2017年 特許翻訳の本格的な受注を開始(主にPCT案件、英⇒日)
  3.       会社員(エンジニア)と特許翻訳の兼業生活が始まる

職務経歴

  1. 2007年 A社入社 半導体/液晶用フォトマスクブランクス製造会社
  2.       製造部門のプロセスエンジニアとしてフォトレジスト塗布工程を担当
  3. 2011年 A社を退社
  4. 2011年 B社へ転職 半導体メモリー製造会社
  5.       製造部門のプロセスエンジニアとしてフォトリソグラフィ工程を担当
  6. 2015年 製造部門の自動スケジューリンググループに転属
  7.       エンジニアとしてフォトリソグラフィ工程の自動スケジューリングを担当
  8. 2016年 開発部門の製造技術グループに転属
  9.       エンジニアとして欠陥検査工程を担当、現在に至る
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